1.大国主命とその兄弟
出雲大社の御祭神「大国主命(おおくにぬしのかみ)」は 80人の兄弟の末っ子 として生まれました。
ある日、因幡の国に住む 八上姫(やがみひめ) という美しい姫に会いに行くことになります。
大国主命は荷物持ちをさせられて、旅の道中を兄たちと一緒に進みます。
2.白兎の助け

海岸を通る途中で泣いている白兎を見つけます。
兄たちは大国主命を置いて先へ進みますが、末っ子の大国主命は白兎を助けます。
白兎はその恩返しとして、後に大国主命を八上姫のもとへ引き合わせてくれます。
この白兎の物語の舞台とされているのが、鳥取県にある白兎神社(はくと神社)です。
日本海に面したこの神社では、今も因幡の白兎の伝承が語り継がれています。
(白兎神社については「こちらの記事:夢のようで、少しこわい|鳥取の日本海と白兎神社の記憶」でも触れています。)
3.八上姫との出会いと結婚
八上姫は大国主命の優しさや誠実さに惹かれ、二人は結婚することになります。
この結婚は、縁結びや家族愛の象徴 として語り継がれています。
出雲大社や美保神社では、この物語にちなんだ 縁結び・商売繁盛の信仰 が今も続いています。
(出雲大社については「稲佐の浜|砂と祈りのバトン」の記事でも触れています。
4.恵比須様の誕生

大国主命と八上姫の間に生まれたのが恵比須様です。
恵比須様は、商売繁盛や家族愛の象徴として全国の神社で祀られています。
美保神社は恵比須さまの総本社として知られ、出雲大社とあわせて参拝すると、縁結びや家族の絆を深めるご利益があると伝えられています。
筆者が美保神社を訪れた際にも、ちょうど結婚式が行われるところだったようで、
神社のすぐそばに続く青石畳通りで、新郎と新郎のご家族が新婦の到着を静かに待つ姿を見ることができました。
(美保神社や青石畳通りについては「美保神社と青石畳通り|港町を歩く」の記事でも触れています。)
この土地の物語
美保関の宿
-国文化財の宿 旅館美保館この町へと向かう静かな路について
-神仏の通ひ路|松江と美保関をつなぐ、静かな水辺の道
さらに東へ進むと、鳥取の海へとつながっていきます
-皆生温泉|日帰り温泉「汐の湯」
-夢のようで、少しこわい|鳥取の日本海と白兎神社の記憶
