春のある日、
皆生温泉から9号線へ出て、東へと車を走らせていました。
大山を眺めながら、ふと左へと折れ、
日本海へと向かう一本の道へ。
その先に広がっていたのは、
日吉津町の静かな街道。
左右一面に、つつじの花が咲き乱れていました。

思わず近くの公園に車を停め、
そのまま街道をゆっくりと歩くことにしました。
公園では、静かにゲートボール大会が開かれているようでした。
車通りは少なく、時折鳥のさえずりが聞こえます。

静かな田舎の日常が、パッと美しく華やいで、気分も上がります。
桜が、この一年の始まりを告げるファンファーレだとすれば、
つつじは、そのあとに続く、やわらかな序曲のよう。
しばらく歩いても、つつじの道は途切れることなく続いていきます。
思いがけず出会った、
春のやさしい花のみちでした。
この土地の物語
-海から湧く皆生温泉|日帰り入浴「汐の湯」
-豪円湯院|大山参道に湧く源泉かけ流し
-青い青い海|日本海を眺める夜の逃避行
-鳴り石の浜 「からころ」と”よく鳴る”よくなる縁起のいい浜