島根県はお酒発祥の地とも言われており、
その歴史は「出雲神話」にさかのぼります。
須佐之男命(スサノオノミコト)は、
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)と対峙するために、強いお酒を用意します。
八つの桶に酒を満たし、それを飲んだ大蛇が酔って眠ったところを退治する、
という神話が残されています。
この土地では古くから、
お酒もまた暮らしや祈りとともにありました。
これが「出雲=酒の土地」と言われるゆえんかもしれません。
お酒を飲む時間が楽しい、
お酒がよりおいしく感じられる。
そんな、お酒の時間そのものを味わえるような旅になるように、
お酒の似合う、やさしい夜に寄り添う宿を紹介します。
ますや旅館
Masuya Ryokan
出雲市|出雲大社神門前
素朴な懐石料理と共に、山陰の地酒をしっぽりと味わえる宿。
江戸時代後期の創業。
地元の人たちにも親しまれている老舗旅館です。
建物の外観からも、どこか実家に帰ってきたような、
懐かしい趣が感じられます。
出雲大社参拝の前後にも便利な、徒歩圏内のロケーション。
参拝を終えた静かな夜、
地酒を一口含むと、ゆっくりと時間がほどけていくような感覚があります。
出雲大社参拝の後の余韻を、
おいしいお酒と共に一人落ち着いて、
静かに味わえるような旅館です。
出雲大社の参拝と共に、
車で30分ほどの距離にあるお酒の神様「佐香神社」をお参りするのもおすすめです。
お酒の神様が祀られている「佐香神社」については、
「「出雲神話とお酒|出雲だいこくエールとはまちの食卓」の記事でも触れています。
出雲大社参拝の余韻を、地酒とともに静かに味わうなら
▽山陰の食材を使った昔ながらの懐石料理で、
ほっとできる時間を過ごすことができます。
▽出雲の地酒を飲みながら、
参拝の後の余韻をゆっくりと楽しめます。
他のサイトでも空室・料金を比較できます:
美保館
Mihokan
松江市|美保関(みほのせき)町
漁師町ならではの魚介を中心とした懐石料理とともに、
地酒をゆっくりと味わえる宿。
恵比須様の総本社 美保神社 から徒歩5分。
離れの木造建築は重要文化財にも指定されている老舗旅館です。
恵比須様のおひざ元でいただくお酒は、
どこか特別な意味を持つように感じられ、
体に静かに染みていく一杯となります。
日本海の音を感じながら、
地酒と魚介をゆっくりと味わう時間。
港町の空気の中で過ごす夜は、
少しだけ日常から離れた、やさしいひとときになります。
美保関の旅の様子は「島根・美保関|日本海を望む岬の町と恵比須の伝承」でも紹介しています。
港町の静けさの中で、地酒を味わうなら
▽日本海の音を感じながら、
地酒と魚介をゆっくりと味わう一杯の時間。
▽青石畳通りを挟み、木造の本館と、
宿泊用の「本館離れ」が建っています。
他のサイトでも空室・料金を比較できます:
NIPPONIA 出雲平田木綿街道
Nipponia Izumo Hirata Momen Kaido
出雲市|木綿街道
本格的に、出雲を中心とした山陰の地酒を味わえる宿。
創業250年の酒蔵を改装して造られた、木綿街道沿いの宿です。
酒蔵の面影を残した空間の中で、日本酒とともにゆっくりとした時間を過ごすことができます。
日本酒インクルーシブのため、
山陰の地酒を自由に味わえるのも大きな魅力。
お料理は、お寿司懐石を中心に本格的な内容で、
一皿一皿に丁寧な仕事が感じられます。
酒蔵の構造を活かした落ち着いた内装の中で、
静かにお酒と向き合うような時間が流れます。
お酒そのものを目的に旅をしたい方にとって、
特別な一夜となる宿です。
木綿街道については「出雲|水の記憶をたどる旅」の記事でも触れています。
また、同じ木綿街道の醸造所で作られている出雲のクラフトビールについては、
「出雲神話とお酒|出雲だいこくエールとはまちの食卓」の記事もあわせてどうぞ。
酒蔵の空間で、山陰の地酒を心ゆくまで味わうなら
▽お寿司懐石とともに味わう、山陰の地酒。
素材の持ち味を引き出した料理とともに、ゆっくりと一杯を楽しめます。
▽ずらりと並ぶ山陰の地酒。
酒蔵をルーツに持つ宿ならではの、豊かな味わいに出会えます。
他のサイトでも空室・料金を比較できます:
松江しんじ湖温泉 大橋館
Ohashikan
松江|しんじ湖畔
松江の歴史や情緒を感じながら、お酒をゆっくりと味わえる宿。
宍道湖畔に佇む老舗旅館。
松江大橋の北詰に位置し、大橋川と宍道湖の水辺の風景を望むことができます。
ラフカディオ・ハーンゆかりの宿としても知られ、
城下町・松江の面影を今に伝える、象徴的な存在です。
柳の木や橋の陰影に包まれながら、
地酒とともに味わうひとときは、どこか物語の中にいるような静けさがあります。
館内のバーでは、ハーンではなくジェームスさんが迎えてくれ、
お酒とともに、ゆるやかな会話の時間も楽しめます。
静かに味わうだけでなく、
人とのやりとりの中でお酒の時間を過ごしたい方にもおすすめの宿です。
朝には、しじみの味噌汁をはじめとしたやさしい朝食が用意され、
前夜のお酒の余韻を、ゆっくりと整えてくれます。
大橋館や大橋川沿いの風景については、「松江大橋川沿いの夕暮れ — ゆっくりと伸びる柳の木の影」の記事でも触れています。
宍道湖の水辺とともに、静かな夜を過ごすなら
▽利き酒師が厳選した出雲の地酒とともに、懐石料理を味わう時間。
▽バーでは、ジェームスさんとの語らいもまた、旅の記憶のひとつになります。
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ホテル一畑
Hotel Ichibata
宍道湖を眺めながら、華やかな夜を楽しめるリゾートホテル。
地元で親しまれている一畑グループのホテルで、
宍道湖を望む開放的な空間が広がります。
バイキング形式のお料理が人気で、
山陰の食材を使った多彩な料理を自由に味わうことができます。
館内では、
李白や豊の秋など、
山陰を代表する地酒も用意されており、
地下1,250mから引いた「しんじこ温泉」の湯にゆったりと浸かった後、
宍道湖を眺めながらいただく一杯は、
旅の夜をやわらかく締めくくってくれます。
水曜日から土曜日にはバー「ブリリオ」もオープンし、
より落ち着いた大人の時間を楽しむこともできます。
にぎやかな食の時間と、
静かな湖の風景。
その両方をゆったりと味わいたい方におすすめの宿です。
宍道湖を望む開放的な空間で、松江の夜の時間を楽しむなら
▽宍道湖を眺めながら楽しむバイキング。
好きなものを少しずつ味わえる、自由な食の時間。
▽山陰の地酒が並ぶ一角。
豊の秋や李白など、土地の味わいに出会えます。
豊の秋のやさしい味わいについては、
たけのこご飯と合わせて楽しんだ
「たけのこご飯と豊の秋|やさしい甘みが重なる、春の食卓」の記事でも紹介しています。
他のサイトでも空室・料金を比較できます:
松乃湯
Matsunoyu
松江|玉造温泉(たまつくり温泉)
日本最古の湯に癒されながら、
静かに温泉街の風情に浸ることができる宿。
玉造温泉に佇む老舗旅館。
玉造温泉は、出雲神話にも登場する「神の湯」として知られ、
古くから人々に親しまれてきました。
いにしえの湯にゆっくりと身をゆだねた後は、
山陰の食材を使った料理とともに、地酒を味わう時間。
華やかさのある食と、
静かな温泉街の夜。
そのどちらも楽しめる、やさしい滞在ができます。
神の湯とともに、やさしく整う夜を過ごすなら
▽山陰の食材を集めた40種類以上の料理が並ぶ
「ごっつおバイキング」も人気。
▽いにしえの湯に浸かったあとは、
地酒とともに温泉街の夜をゆっくりと過ごせます。
他のサイトでも空室・料金を比較できます:
今回紹介した宿一覧
・ますや旅館(出雲大社前の老舗宿)
