夜の東京を出て、朝の山陰へ
夜の東京を出発し、朝になると山陰へ到着する。
寝台特急「サンライズ出雲」は、現在日本でほぼ唯一の定期寝台列車です。

列車は東海道を西へ進み、岡山から中国山地を越える伯備線へ。
朝になると、山と川の景色が広がる山陰の町へ入っていきます。
岡山から米子へ向かう伯備線(はくび線)は、
中国山地と日野川に沿って走る山岳路線です。
朝の車窓には、深い山々や川沿いの風景が広がり、
日常から少し離れた静かな旅の時間を味わうことができます。
ヨーロッパでは、オリエント急行のような寝台列車文化が今も残っていますが、
日本では、サンライズ出雲・瀬戸が、現在ほぼ唯一の定期寝台列車になりました。
(伯備線については、「水の記憶― 山陰地方へ向かう、伯備線沿線の魅力 ―」の記事でも紹介しています。)

「サンライズ出雲|夜の松江駅から始まった旅の出会い」の記事はこちら

主な停車駅と到着時間
主な停車駅
東京 → 横浜 → 大阪 → 岡山 → 倉敷 → 新見 → 米子 → 安来 → 松江 → 出雲市
主な時刻
・東京駅 22:26 発
・松江駅 9:33 着
・出雲市駅 10:00 着
※ダイヤ改正等で変更になる場合があります。詳細はJR公式サイトをご確認ください。
個室・のびのび座席について
サンライズ出雲には、
・シングルデラックス
・シングル
・ソロ
・サンライズツイン
などの個室があります。
また、特急券と指定席券のみで利用できる「のびのび座席」も人気です。
のびのび座席とは
のびのび座席は個室ではありませんが、カーペット敷きになっており、横になって休むことができます。
頭の部分は隣から見えにくい構造になっており、通路側にはカーテンもあります。
毛布が1枚付いていますが、枕はないため、荷物や服を枕代わりにすると快適です。
シャワー室(320円)、ラウンジ、自動販売機も利用できます。
のびのび座席では、かつての「ムーンライトながら」や大垣夜行のような、
夜行列車ならではの旅情を味わうことができるかもしれません。
料金の目安
・シングルデラックス:約13,980円
・シングル:約7,700円
・サンライズツイン(2名分):約15,400円
※乗車券・特急券等が別途必要です。
※時期や空席状況によって変動する場合があります。
サンライズ出雲は予約が難しいことも
サンライズ出雲は人気が高く、特に個室は予約開始直後に埋まることもあります。
各旅行会社では、宿泊とセットになったツアープランも用意されています。
「寝台列車に乗ってみたい」「宿もまとめて予約したい」という方には、ツアー利用もおすすめです。
サンライズ出雲を利用した旅プラン
サンライズ出雲を気軽に体験したいなら
・近畿日本ツーリスト(のびのび座席プラン)
温泉地や観光地もまとめて巡りたいなら
・JTB(シングル個室・ガイド付きツアー)
新幹線・特急やくもで山陰へ向かうなら
サンライズ出雲だけでなく、新幹線と特急「やくも」を利用して山陰へ入る方法もあります。
伯備線を走る特急やくもでは、中国山地や日野川沿いの景色を楽しみながら山陰へ向かうことができます。
・日本旅行(新幹線+特急やくも利用)
山陰の旅はここから広がる
伯備線を抜けると、
山陰の分岐駅・米子に到着します。
(→ 山陰の分岐駅・米子|大山・境港・松江へ広がる物語の交差点)
その先には、それぞれ異なる景色が広がっています。
松江

宍道湖のほとりに広がる水の都。
小泉八雲が愛した城下町です。
玉造温泉(たまつくり温泉)

日本最古とも言われる美肌の湯。
出雲神話とも関わりの深い温泉地です。
出雲大社

日本神話の中心とも言われる神社。
古くから縁結びの神様として信仰されています。
大山

中国地方最高峰の霊峰。
古くから信仰の山として知られています。
