こちらのサイトについて
旅と祈りのある暮らし-をコンセプトに、
山陰の土地で出会った「安心」の瞬間を
言葉にしています。
ただ在るものを、ただ在るままに。
この場所が、
訪れた方にとって
少しでも静かな時間となりますように。
旅は、点ではなく、
見えないところでつながっています。
旅館や温泉地、地場産業。
それぞれが独立しているようでいて、
静かに呼応しながら、
ひとつの風景をつくっています。
土地と土地もまた、
歴史や記憶を通してつながっている。
山に守られ、
そこを流れる水脈のように、
わたしたちは流動的に旅をする。
その流れのなかで生まれる物語を、
丁寧に綴っていきたいと思います。
書き手について
「何もない」を楽しみたい、孤独なあなたへ。
私は子どものころ、この土地の「風土記の丘」近くで育ち、
野山を駆け回って過ごす野生児でした。
時は流れ、いまは山陰の別の土地に移り住み、
この土地の静けさや空気を、静かに感じながら暮らしています。
どこまでも続く暗さや、何もない時間。
ここには、自然の厳しさとやさしさ、
そして神話や伝承とともにある静かな美しさがあります。
私はアメリカ南部の文学が好きで、
そこに描かれる、素朴でどこか退廃的な気配を、山陰の風景に重ねています。
(カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』、リチャード・ブローティガン など)
何かを得るための旅ではなく、
ただ「在る」ことを感じるための時間。
そんな旅を求める人にとって、
山陰はとても魅力的な場所だと思っています。
