出雲の稲佐の浜に立つ弁天島と広がる砂浜

稲佐の浜|砂と祈りのバトン、神話へと続く静かな海辺

稲佐の浜

出雲大社

美保神社

砂がつなぐ祈り

稲佐の浜は、出雲大社から徒歩15分の場所にあります。

Contents

稲佐の浜

稲佐の浜の石碑と弁天島
△稲佐の浜の石碑と弁天島。旧暦十月には神迎神事が行われます。

ここは、神在月に

八百万の神々が最初に降り立つと伝えられる浜。

出雲大社を参拝する前、

私は小さな袋に、ほんの少しだけ砂をいただきました。

持ち帰る、というより“預かる”に近い感覚。

出雲大社の境内は、

驚くほど静かでした。

玉砂利の音だけが響いています。

稲佐の砂を納め、御砂をいただく。

ここでは砂はただの粒ではなく、祈りが移ろうための媒体。

出雲大社の御祭神は大国主命。

そして、その御子神が

美保神社に祀られている事代主命、恵比須様です。

父から子へ。

陸から海へ。

稲佐の浜の波と、出雲大社の森の静けさ、そして美保の海。

土地は、目には見えない線でつながっています。

私はその線の上を、ただ歩いている。

海へとつづく祈りについては、

美保神社の記事や出雲神話の記事にも記しています。

出雲大社でいただいた御砂を入れた小瓶
△出雲大社でいただいた御砂。稲佐の浜の砂を納め、新たな御砂を授かりました。

2024年10月、神在月。

日本海の雲間から差し込む光と荒波
△神迎神事の日の日本海。空と海が大きく動くような瞬間がありました。

出雲大社の駐車場は全国ほぼ全てのナンバープレートがそろっていました。

稲佐の浜までの道路も、

稲佐の浜の駐車場に着いてからも、

そして浜に降りても、人だかりができていました。

神迎の神事が始まります。

雲間から光が差し込む出雲の海の夕景
△出雲の海に差し込む光。神話と祈りが今も暮らしの中に息づいています。

一瞬。

日本海の海が動きました。波が浜に押し寄せます。

人の気配が、一斉に波の方へ向かいました。

私は神様を迎えたことに気づきました。

稲佐の浜からさらに北西へ進むと、白い灯台と朱色の社殿が印象的な日御碕があります。

海と祈りが寄り添う岬の風景については、こちらの記事で紹介しています。

→ 日御碕灯台と日御碕神社|海と祈りが出会う岬へ

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