8月のお盆のころ、ふたたび松江を歩きました。
この日は、祖父母のお墓参りへ。
山陰の夏は、暑さだけでなく湿度も高く、ちょっと歩いただけでも息が上がってしまいます。
帰りには何か冷たいものがほしいな、と思い、行ってみたかった週末だけやっている抹茶ラテのお店を訪れることにしました。
寺町から、伊勢宮へ
お墓のある寺町から少し歩くと、夜になると飲食店の灯りがともる伊勢宮の町があります。

寺町には今でも、風流堂や高木楽器店などの老舗のお店が残り、私にとって懐かしい思い出の残る場所でもあります。


松江の飲食店街は、賑やかすぎるということはなく、松江城の周辺や宍道湖畔に流れる、のんびりとした静かな空気の延長線上にあるように感じます。
賑やかな居酒屋の目の前に、老舗の和菓子屋さんの看板が現れたりもします。
松江は、私にとって少し不思議な町です。

お盆の松江を歩く
お盆の季節は、ちょうど太陽の光も少しずつ弱まっていき、街にもさみしさの陰影が混じりはじめます。
でも、お墓は優しい。
また会いたい、と思える人ともなお、つながっていられるような気がして、生と死のはざまにさみしさがこみ上げつつ、優しい気持ちになります。
神話が描かれた伊勢宮のシャッター
そんな町を歩いていると、スサノオやクシナダヒメ、因幡の白兎が描かれたシャッターが現れます。



週末だけ開く「ぐりはまっちゃ」へ
神話のシャッターを眺めながら歩いていくと、今回のお目当てのお店が現れました。
「ぐりはまっちゃ」です。
平日は焼肉店として営業している店内で、土日には大学生の店主が抹茶にちなんだラテやスイーツを提供しています。


焼肉屋さんの中に現れる、週末の抹茶店
店内へ入ると、もともと焼肉屋さんということもあって、どこか気取らない雰囲気。
牛にちなんだ飾りや、大きな牛のオブジェもありました。
女性のお客さんも多く、奥には座敷席もあります。


島根の抹茶を、冷たいラテで
メニューには、抹茶を使ったラテやスイーツが並びます。

お墓から歩いてほんの5分ほどなのに、暑さと湿気ですっかり疲れてしまいました。
そんな夏の日にいただく冷たい抹茶ラテは、いっそうおいしく感じられました。

夏の終わりの松江
冷たい抹茶ラテを飲んで店を出ると、まだ夏の明るさが残っていました。

夏は、もうすぐ終わります。
少しさみしくて、優しい。
8月の松江でした。
この土地の物語
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