美保関灯台付近から望む島根半島の海岸線と日本海

島根・美保関|日本海を望む岬の町と恵比須の伝承

冬の日本海を望む岬の街・美保関(みほのせき)。

島根県最東端に位置するこの港町には、今も神話と人の暮らしが、静かに重なっています。

Guide

  1. 行き方・アクセス
  2. 街の雰囲気
  3. 歴史・神話・文化
  4. 観光ポイント

1.行き方・アクセス

美保関は、境港市や米子市からアクセスできる港町です。

境港市から車で北上します。


途中にある大きな橋(境港水道橋)をぎゅーんと渡ると、眼下に日本海と境港市が広がり、思わず息をのむ絶景が楽しめます。

橋を渡った先は標識に従って進みます。

この橋より南側が鳥取県、北側が島根県という県境にもなっているようです。

2.街の雰囲気

美保関は海沿いの街で、船や釣り人の姿が多く見られます。

潮風に混じる魚の香りや港町の音が、旅の気分を高めてくれました。

3.歴史・神話・文化

美保関は、出雲大社の大国主命の息子である恵比須様の伝説でも有名です。

恵比須様は右手に釣り竿、左手に魚を持ち、ふくよかな笑顔で描かれることが多く、この地域の人々もお魚好きのようです。

近くには境港漁港があり、カニ料理も有名です。

美保関で奉納される恵比須様の神楽
「岩見神楽」の中にも登場する恵比須様。

この町では、神話は物語ではなく、今も続いている感覚があります。

車で15分ほどの境港には、水木しげるさんの世界が広がる鬼太郎ロードもあります。

昼は妖怪たちを探しながら歩く、明るくにぎやかな町。

さらに夕暮れの港を歩き、夜にもう一度ロードへ戻ると、町は少し違う表情を見せ始めます。

美保関の海の向こうに見える境港。

そこには、また別の物語が続いています。

水木しげるロード~昼と夜を歩く|夕暮れの境港と、妖怪たちが集う夜

4.観光ポイント

今回は美保神社の前に、美保関灯台を訪れました。

岬の上に建つ美保関灯台
△日本海を見渡す岬の先に立つ美保関灯台。海とともに生きる町の風景が広がります。
岬の上に建つ美保関灯台
△明治時代に建てられた美保関灯台。青い海と空に白い姿がよく映えていました。
見上げるように撮影した美保関灯台
△長い年月をかけて船を見守ってきた灯台。米子市にある皆生温泉の海岸からは、今でもこの灯台が夜の海を照らす光を眺めることができます。
美保関展望台から見える日本海
△展望デッキ。

展望台からは、日本海の壮大な景色が一望できました。

美保関展望台から見える日本海

天気が良ければ、米子市の大山も遠くに見ることができます。
(米子市については「山陰の分岐駅・米子|大山・境港・松江へ広がる旅の交差点」で詳しく綴っています。)

美保関展望台から見える大山
△日本海の向こうに見える伯耆富士・大山

岬の先に広がる日本海。
風に揺れる松並木。

展望台から海を眺めていると、ときおり大きな漁船が水平線を横切っていきました。

美保関や境港は、今も海とともに生きる町です。

近くには福島造船所などの大きな造船所もあり、船を造り、海へ送り出す営みが続いています。

神話の町として知られる美保関ですが、実際に訪れてみると、そこには今も変わらない海辺の暮らしがありました。

境港の港湾施設と日本海越しに望む大山
△境港の港湾施設の向こうに大山がそびえる風景。漁業や物流を支える港町の大きさを感じます。

美保関展望台から町へ下りていくと、美保神社へ続く青石畳通りがあります。

美保関の青石畳通りに残る港町の街並み
△古い木造建築が並ぶ青石畳通り。歩いているだけで、港町らしい穏やかな時間を感じられます。

古い木造建築や地酒屋、小さな商店が並び、港町らしい穏やかな時間が流れています。

店先ではイカや干物を網で焼く姿も見られ、潮風に混じる香ばしい匂いが旅情を誘います。

青石畳通りで焼かれるイカと干物
△潮の香りとともに楽しむ、美保関名物の焼きイカ。醤油の香ばしい香りが潮風に混じって漂っていました。

港町の暮らしや美保神社については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

→ 美保神社と青石畳通り|港町を歩く

美保関周辺の物語をたどる

-美保神社と青石畳通り|港町を歩く

-水木しげるロード~昼と夜を歩く|夕暮れの境港と、妖怪たちが集う夜

-皆生温泉・美保関・大山|海と温泉と神話を巡る3日間

-美保館|海辺の町で出会う文化財の宿

出雲神話の記事一覧

– 出雲神話|大国主命と八上姫、恵比須誕生の物語

– スサノオとクシナダヒメの物語|八重垣神社と須賀神社をめぐる、出雲神話の旅

– 出雲神話とお酒|出雲だいこくエールとはまちの食卓

美保関の宿に泊まるなら

-美保館|海辺の町で出会う文化財の宿

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美保関へ向かう途中には、大根島の由志園や江島大橋(べた踏み坂)など、中海ならではの風景に出会えます。
-神仏の通ひ路|松江と美保関をつなぐ、静かな水辺の道
-由志園|四季の移ろいを楽しむ大根島の日本庭園

そしてまた、同じ日本海でも、鳥取側ではまた違った表情を見ることができます。
-夢のようで、少しこわい|鳥取の日本海と白兎神社の記憶