山陰のスーパーHok(ホック)で、出雲だいこく地ビールを見つけました。

出雲大社の縁結びの神様「大国主命(オオクニヌシノカミ=だいこく様)」にちなんだ、出雲のクラフトビール。
パッケージが気に入って、思わず手に取りました。(出雲大社については「稲佐の浜|砂と祈りのバトン」の記事でも触れています。)
今日はスリーコインズで買ったチーズとブラックペッパーのポップコーンと、別のスーパーで見つけた小ぶりなはまちの漬けをお供にしました。



出雲を訪れた際には、地元の宿でこうした地ビールを味わうのもおすすめです。
→ -出雲大社参拝におすすめの宿5選|祈りのそばで眠る時間
出雲神話「ヤマタノオロチ伝説」とお酒の文化
出雲だいこく地ビールは、「出雲|水の記憶をたどる旅」の記事でも紹介した木綿街道の酒造所にあります。
こちらのビールを手にとってまず思い出したのは、子どものころに習った「ヤマタノオロチ伝説」です。
須佐之男命(スサノオノミコト)は、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)と対峙するために、強いお酒を用意します。
八つの桶に酒を満たし、それを飲んだ大蛇が酔って眠ったところを退治する、
という物語です。
この土地では、古くからお酒もまた、暮らしや神話と結びついてきたように感じます。
これが「出雲=酒の土地」と言われるゆえんかもしれません。

見えないものをみる力
なだらかな中国山地の森を通ってきた水と、出雲平野で育った米。
その組み合わせが、日本酒や地ビールになります。

古代の人は菌の存在や生態系の知識を知らなかった中で、発酵や土の力を経験として理解していました。
そして「見えない働き」によって造られたお酒が、大蛇を対峙するような「強く力のあるもの」として出雲神話の中に登場していることが、とても興味深く感じます。
お酒造りの神様が祀られる「佐香神社」
出雲には、酒造りの神様を祀る佐香神社(さかじんじゃ)があります。
この神社では、室町時代から続く特殊神事「濁酒祭」が行われています。
今でも年一石(180ℓ)の酒造が許可されており、
出雲に全国の神々が集い、夜ごと語らうとされる「神在月」にあわせて、
10月13日の秋季例祭では酒造りを祝い、参拝客は御神酒としてどぶろくをいただくことができます。

この土地の物語
-出雲大社前の老舗旅館 竹野屋|帰ってきたような時間(島根・出雲)
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